学生と違い社会人はスピードで評価される
学生と社会人の違い
せっかく就職するのであれば、その会社で出世したい、仕事が出来る人になりたい、そう思う方が殆どだと思います。しかし、仕事が出来る人とはどういう人の事でしょうか?頭がいい人が仕事が出来る人なのでしょうか。
それも大事だと思いますが、まず学生と社会人では評価のされ方というのが違います。
学生は単純に質で評価されますが、社会人はスピードで評価されます。
もしこの世が学生だけで成り立っていたらどうでしょうか。
学生だけの次元ですと、単純にテストの点や出身校で評価されますよね?お互いが学生同士で、もし相手が東大生の場合、無条件でその人をすごいと思ってしまいませんか?
見た目や性格がどんな人であろうと、その相手が何回浪人・留年していようと、貧乏だろうとお金持ちだろうと、純粋に「東大生」という事だけでその人を評価してしまうでしょう。
このように、学生同士というのは、お互いを「質」で評価しているのです。
しかし、社会人になると違います。もちろん質も大事ですが、それよりもスピードが大事なのです。私は今までたくさんの優秀な方を見てきましたが、何事も遅いにも拘わらず、優秀な人というのはあまりいません。基本的に仕事が出来る優秀な人は何事も早いのです。物事を吸収するスピード、物事に取り組むスピード、そして完成させるスピードです。
なぜ早いのかというと、自分が得意な事を仕事にしているからです。
そして、優秀な人は失敗をためらわないからです。もちろん失敗した経験もありますが、成功した事の方が多いからです。
そしてスピードのある人を企業が評価する理由は、単純に早い方がコストパフォーマンスが良いからです。会社は社員を雇う事で人件費がかかります。同じ人件費がかかるのであれば、それだけ多くの成果物を上げてほしいからです。
「5浪して東大に行く人よりも、現役で早慶に受かる人の方が会社としては評価されやすい」というと分かりやすいでしょう?
仕事が出来ない人は不得意な事を仕事にしている
仕事が出来る人というのは、得意な事を仕事にしていて、スピードが早い人です。
よく「やりたい事」がないから就活をしない人がいますが、それは絶対にNGです。「やりたい事」ではなく自分の「得意な事」を仕事にする事が大事です。
成功している人というのは、大抵が自分が得意な事を仕事にしています。スポーツ選手なんて最も分かりやすい例ですよね。野球のイチロー選手やサッカーの本田選手など、誰よりも結果を出している方は、その仕事が好きかどうかは置いておいて、自分の最も得意な事を仕事にして評価されています。
なので自分の得意な事を仕事にしていきましょう!
こう言うと「そんなの当たり前だろ、分かっていてもそれが難しいんだよ」と思うかもしれませんが、これをちゃんと理解していない人が本当に多いのです。
それは逆説的に言うと、仕事が出来ない人は自分の苦手な事を仕事にしているのです。
普通に仕事をこなす人は、自分の得意な事を仕事にしていない人です。こういう人が世の中の殆どではないでしょうか。仕事が出来る人というのは、あくまで得意な事を仕事にしている人です。自分の好きな事を仕事にしている人ではありません。
もちろん世の中には好きな事を仕事にしている人もいますが、それは結果的に好きになっただけであって、もしその人が苦手な事を仕事にしていたら、その仕事を好きにはならなかったでしょう。得意だから結果的に好きになるのです。
これは私の主観でもありますが、
世の中の2割の方は、得意な事を仕事にしています
世の中の6割の方は、得意な事を仕事にしていません
世の中の2割の方は、不得意な事を仕事にしています
自分が得意な事と言っても、それは自己評価で構いません。「自分は〇〇なら必ず結果を出せる」と思っている事なら何でもいいのです。
得意だと思っている事を仕事に活かす為には、自分と企業との接点を見つける事が大事です。自分がその会社で誰よりもスピーディーに1番活躍しているところを想像してみてください。そうすれば、なんとなく自分のポジションが見えてきたと思います。そのイメージを形にしていけば、誰よりも素晴らしい自己PRが書けるでしょう。
就活もスピード感を意識して進めると、相手に好印象を与えますよ。
この記事へのコメントはありません。