就活で役立つアルバイトTOP20
アルバイト経験は自己PRにも書ける
私は新卒の方との面接の際に、「どんなアルバイトをしていますか?」と必ず聞きます。アルバイト経験から、その人の性格や、就業に対する姿勢などが伺えるからです。
ごくたまに、「大学4年間、アルバイトはした事がありません」という方がいるのですが、アルバイト経験が無い方は、就職活動において不利になる可能性があります。もちろん悪い事ではないのですが、働く事に抵抗があるのでは、とも取れるからです。
よほどハードな勉強や習い事があったのなら仕方がありませんが、少なくとも、アルバイト経験が乏しい方は、それを補える理由を考えておきましょう。
就職活動において、アルバイト経験を履歴書に書く事はあまりありません。しかし、アルバイトと言えども、以下のような場合は記載するようにしましょう。
・新人研修やマネージャーなどの責任ある仕事を任されている
・受けたい会社と密接な関係のあるアルバイトをしている
・同じアルバイトを長期間に渡って続けている
・職歴がなく、卒業してからの空白期間が出来てしまう
特にアピールポイントの無いアルバイトや、日雇いのアルバイト経験を書くのはNGです。むしろ書かない方がいいでしょう。
アルバイト経験をアピールしたいのは分かりますが、短期間のうちに、いくつもアルバイトを変えたりしている場合、「この人は、ウチに入社してもすぐに辞めてしまうのでは」と思われてしまいますよ。
逆説的に、同じアルバイトを長く続けていれば、忍耐力があるという事をアピール出来るのです。
就活で1番役立つアルバイトとは?
では理想のアルバイトとは、どんなアルバイトなのでしょうか?
15~24歳の若者2,243人に対し「就職活動に役立つと思うアルバイト」について、アンケートを取った結果、ランキングトップ20位は以下のようになりました。
こちらのランキングを見ると、テーマパーク、ホテル、コンビニといった、接客がメインとなる仕事と、塾・予備校といった教育系のブランドが多くを占めています。
接客の仕事は、主にコミュニケーション力を高める事が出来るという事と、礼儀作法や言葉使いを学ぶ事が出来るというメリットがあります。
そして、教育系の仕事は、堅実的なイメージを与える事が出来るというメリットがあります。更に、人に教える作業を行う事で、自分の理解を深める事も出来ます。
どのアルバイトも色んな個性やメリットがあり、どれも素晴らしい仕事だと思います。
私は年間何百人という方と面接を行いますが、この中で1番就活で役立つと思うのはホテルです。
面接において、面接官はコミュニケーション力と協調性をとても重視していますが、この中でホテルが1番コミュニケーション力と協調性を養う事が出来るアルバイトだからです。
私は学生時代に、実際に長野のホテルで住み込みのリゾートバイトをしていました。寮で集団生活をする事で、協調性やマナーも自然と身に付きますし、コミュニケーション力や礼儀作法も当然身に付きます。
しかも、リゾートバイトは若い人ばかりなので、もう信じられないくらい友達が増えます。仕事自体はとても大変なので、皆一体感が生まれ、すぐに100人程友達が増えたと思います。
仕事が終わって寮に帰ると、同い年くらいの女の子が家族のように出迎えてくれますし、雄大な雪山の大自然とホテル、というシチュエーションは、本当に素敵で不思議な体験でした。
更に、休みの日はスキーやスノーボードは滑り放題です。私はこのリゾートバイトで、コミュニケーション力と協調性は相当養われたと思います。
就活の時点で、学生に専門知識や技術は求めていません。知識や技術なんてものは、入社してからいくらでも身に付くからです。アルバイトでプログラミングをやらせる会社というのはまずありません。あるとしたらバグを見つけるデバッグ作業くらいです。
アルバイトでは、技術を身につける事よりも、出来るだけ多くの人と関わるような仕事を選んだ方がいいでしょう。
そして、学生時代には出来るだけ多くのアルバイトをしておいた方がいいと思います。
その経験から、自分に何が向いているかが分かりますし、確実にその方が人脈が広がるからです。
これは私が尊敬する教授から頂いた言葉ですが、
「どんな学校を出ていようと、どんな会社に就職しようと、人の人生はほとんど変わりません。人の人生を左右するのは、どんな人間と出会うか、という事だけです。」
私はこの言葉を胸に日々精進しています。
学校や会社がその人を変えるわけではありません、結局は人との出会いが人を変えるのです。
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