ハローワークや学校は就活で迷った時の目利きとなる
自分を導いてくれる人を見つけよう
企業研究や自己分析などにおいて、自分1人で出来る事には限りがあります。
就活には自分の目利きとなる、良さを鑑定し導いてくれる人物が多数必要なのです。
よく就活は個人プレーだと思っている人がいますが、それは大きな間違いです。就活失敗を苦に自殺してしまうような人が、典型的なそのタイプです。
言い方は悪いですが、目利きとなる多数の人物をいかに使いこなすかが重要な鍵となるのです。
たまに就活でどうしたらいいか迷走したり、暗礁に乗り上げてしまう人がいますが、就活は何から何まで自分でやる必要はありません。人に任せた方がいい場合もあるのです。どんなに自分の事を分かっているつもりでも、実際に評価するのは他人なのです。
自分の目利きとなる人物というのは、親兄弟、友達、先生、学校のキャリアセンター、学校のOBOG、ハローワーク、就活アドバイザー、エージェント、あと私のような採用コンサルタントなどです。
どうですか?これらの方々は、全て無料でいつでもあなたの力になってくれるのです。
しかも、ほとんどの方はあなたよりも人生経験も豊富ですし、どうすれば就活が成功するのかを知っているかもしれませんよ。
私の知り合いのあるキャリアセンターの方が言うには、「ちゃんと相談に来る学生は、全体の3割くらい」だそうです。という事は、ほとんどの学生は自己流で就活を行っているのです。
私が学生時代に、進路について教授に相談したところ、「そういえば、〇〇関係の会社の人から年賀状が届いてたな~、ちょっと待ってね。ほら、こんなに」と言って、何十枚もの年賀状の中から、何枚か適当にチョイスして私に渡してくれました。
しかもその年賀状には、「〇〇教授、もし興味のある学生の方がいたら是非ご紹介願います」と書いてあったのです。
紹介出来るんだったらさっさと言えよ。。。。
その時は一瞬そう思いましたが、それでは本人の為にならないのです。
こういう情報は自分から相談にいかない限り、向こうから提供してくれる事はありません。
「仕事なんだからそっちから教えてくれよ」なんていうのは、勝手な言い分です。
私の知り合いの教授は、「いくら情報系の学部で学んでいても、必ずしもIT系が一番いいとは言えない。本当は自分で探すのが一番いいのです」と言って、むしろ学生に紹介しない方もいます。
目利きの人はそれぞれ立場が違う
あなたの目利きの人達は、あなたの事をプロデュースしてくれる人です。
相談する際は、1人の方だけでなく、必ず出来るだけ多くの方に相談しましょう。
それは、人によって立場が違いますし、立場が違うと意見も違うからです。
・親兄弟は世間体にこだわります
・ハローワークは世間体よりも安定性にこだわります
・友達は安定性よりもネームバリューや待遇にこだわります
・OBOGは働きやすさにこだわります
・エージェントは離職率にこだわります
相談する相手によって、意見は様々です。どれが正解かという事は一概には言えません。人によって勧めてくる業界や業種も様々ですが、悩む必要は全くありません。全部受けましょう。
色々な方の意見を踏まえて、その中で自分と企業との接点をつかむ事が大事です。その接点が分からなかったら、いっその事、企業の方から自分を見つけてもらいましょう。
リクナビダイレクトという採用サイトがありますが、こちらに登録しておくと、自分の特徴と企業の求める人物像がマッチした場合、スカウトメールが来ます。しかもリクナビダイレクトは中小企業に特化したサイトですので、大手より内定が出やすいでしょう。
それに、どんなレベルにおいても、これらの目利きの方達はいつでもあなたの相談に乗ってくれます。やりたい事が分からなかったら、分かりませんと正直に相談すればいいのです。そのような相談(練習)をせずに、いきなり面接に臨む方が本当に嫌になるくらい多いのです。
相談の時点で、「私は得意な事もやりたい事もないし、面接で何を話せばいいのか全く分からないのですが、これからどうしたらいいですか?」なんて事を言っても全然大丈夫です。
もちろん、面接官にそのような事を言ったら即アウトですが、キャリアセンターの方は、そうならないようちゃんと真剣に向き合ってくれるはずです。
採用面接というのは、練習したかどうかがモロに出ます。「じゃあ自己紹介してください」と言われて、「え?自己紹介?」となってしまう方は意外と多いのです。
むしろ、そういう人こそ目利きの人物が必要なのです。
自分で自分の事は意外と分からないものです。それはどんな学校・学部にいても同じです。
自分の方向性が明確に分かっている人は本当に僅かです。そういう人でも、そこに受かるかどうか分からないから色んなところを受けるのです。
就活は個人プレーではありません。あなたの周りには、いつでもあなたの力になってくれる人がたくさんいますよ。
この記事へのコメントはありません。