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ハローワークの求人票で気を付ける7つのポイント

説明をする女性

求人票からブラック企業を見分けるコツ

ハローワークはひと昔前までは転職者がメインというイメージでしが、現在では新卒者もハローワークを使う機会がとても増えています。ハローワークで就活を行う際に、求人票を見極めるポイントを知る事は大変重要です。

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ハローワークに行けば就職の相談に乗ってくれたり、色々な求人票を紹介してくれるので、その中から自分に合いそうな企業を選ぶ事が出来ます。しかし、ハローワークの求人票は全て同じフォーマットで書かれており、字数も決まっているので、情報がとても少なく他社との差別化が難しいのです。

以前、「ハローワークと就職サイトの活用方法の違い」という記事を書きましたが、

今回は、ハローワークの求人票から優良企業を見つける為、そしてブラック企業を見分ける為の7つのポイントを伝授したいと思います。

①給与に幅があり過ぎる

ハローワークでは、給与の欄に【月給200,000円~500,000円(応相談)】という求人票が多く存在しています。これは、「給与は能力によって差がありますよ」という意味なのですが、企業としては「求人票の見栄えを良くして多く集客したい」という意図があるのです。

この様な求人票の場合、基本的に殆どが最低ラインの賃金だと思った方がいいでしょう。

やはり給与面に重きをおいて就活をする方は多く、給与が多ければ多いほどなぜか魅力的な求人に見えてしまうのです。【月20万円】の求人票よりも、【月20万円~50万円(応相談)】の方がなんとなく給料が高くて魅力的な求人に見えませんか?

なぜこれがいけないかというと、給与に魅力を感じて入社する方は給与を理由に辞めるからです。

本当に良い人材を採用したいのなら、本当にいい企業に入りたいのなら、給与ではなく会社の理念や方向性、事業内容などに魅力を感じていないと、仕事も続かないでしょうしお互いにとっていい就活にはなりません。

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②仕事内容の情報が少ない

これはハローワークに限らず、求人票で一番見なければならないのは賃金ではなく仕事内容です。

なぜかというと、賃金は上がっていきます。そして勤務時間や勤務場所が変わる事はあっても、仕事内容というのは今後もそうそう変わるものではないからです。

なので、出来るだけ分かりやすく、尚且つ将来のビジョンが描きやすい仕事内容が書かれている企業を選びましょう。その企業の事業内容・仕事内容にどれだけ共感出来たかが重要なのです。それが無い人は絶対に長続きしません。それがあって初めて仕事に対する「やる気」に繋がるのです。

■総合職募集  仕事内容:労務管理、人的管理、工程管理 その他関連する業務全般。

↑↑こんな求人に対して「やる気」が出るでしょうか。果たして続けられるでしょうか。

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③年齢が59歳以下のままになっている

ハローワークの求人票の年齢制限には、59歳以下と34歳以下の二通りがあります。

ハローワークは国が運営している事業の為、実際は年齢制限が設けられないのですが、若者を積極的に多く採用している実績がある企業は「若者応援宣言企業」と言って、34歳以下という上限を設ける事が出来るのです。

若い方は、この34歳以下の求人に応募した方がいいでしょう。なぜかというと、若い方を多く採用している企業は、未経験の方も含め人を育てる力があるからです。

④従業員に比べ採用人数が多過ぎる

社員数100人以下の企業なのに、採用人数が10人以上の求人票がよくあります。

これは、企業としては「採用人数を多く設定する事で、応募のハードルを下げ多くの求職者を集めたい」という意図があります。しかし、この様な求人は止めておいた方がいいでしょう。

このような求人を出す企業は、採用はただの補充としか思っていないのです。

採用は補充ではありません。「人が足りない!早く誰でもいいから補充しろ!」。そんなアルバイトレベルの考えで求人を出す企業は危険です。

⑤HPに採用専用のページが無い

求人票を見て応募する前に、必ずその企業のHPは見ますよね?。もし見ずに応募している人がいたら怒りますよ(笑)。

HPを見ても、ただ募集要項だけをつらつらと書いてあるだけの企業は止めておきましょう。採用専用のページというのは、募集している職種の紹介や、企業の社内風景、どのように仕事を進めているのかを詳しく記載しているページの事です。

今どきHPを充実させてない企業はやる気がない証拠です。そんな技術もない企業が育成なんて出来るはずがありません。

見た目も本質の一部なのです。

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⑥女性社員が少ない

ハローワークの求人票には企業全体のうち、女性社員が何人いるかが必ず記載されています。

もちろん業種にもよりますが、デスクワークにも関わらずあまりに女性社員が少ない企業は避けた方がいいでしょう。あくまでも目安ですが、「女性社員の割合が企業の働きやすさのパラメータ」になるからです。

もしブラックな環境で働いた場合、女性と男性とではどちらが長く続くと思いますか?

あまりいいデータではありませんが、過労死する方の95%が男性です。男性は精神的・肉体的な苦痛を抱えていても、我慢してでも無理な働き方をする傾向にあるのです。その結果、「ストレスの多い職場」というのが出来上がるのです。

しかし女性は考え方が違います。以前、小池百合子都知事がクールビズを推進したところ、あっという間に全国に広がりましたよね。実は男性も以前から「暑いのに真夏にネクタイなんて必要ない」と思ってはいたのです。しかし、男性だけの職場ではなかなかそれが実現しないのです。

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⑦企業の良い事しか書いてない

求人票やHPに自分の良い事だけを並べている企業は、なぜ募集しているのかが分かり辛いのです。

採用は補充ではありません。なぜ募集しているのか?という明確な理由がある企業は必ず伸びます。

大手企業なら、「店舗を全国に出店中なので、未来の店長候補を募集します!」というキャッチ―なフレーズで募集を行う事がよくありますが、中小企業ではなかなか募集理由が分かり辛いのです。

「今後〇〇の事業を行うのに〇〇な人が必要です」「ウチの会社には〇〇な問題があるんだ」

↑↑このようなフレーズが読み取れる内容があれば、その会社はこれからも伸びるでしょうし、何よりも「自分がどんなポジションで輝けるか」というイメージもしやすいのです。

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以上の事を踏まえ、是非今後の就活の参考にして下さいね。
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木山智義のプロフィール

株式会社ハイストリート

 

筑波大学大学院 生命環境科学研究科 博士前期課程修了
株式会社ハイストリート 代表取締役
東京のIT企業にて年間300人以上の方と面接を行っており、会社を経営しながら、採用コンサルタント、統計アナリストとして活動しております。

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