キャリアセンターよりハローワークをお勧めする5つの理由
ハローワークと大学のキャリアセンターは同じではない
就職・転職活動を行う際に、主に学生の方が大学のキャリアセンターで、既卒の方がハローワークを利用するイメージがあるかもしれませんが、既卒も新卒も必ずハローワークを中心に就活を行いましょう。ハローワークとキャリアセンターの効果は同じではありません。
就活のナビサイトは、企業を紹介するのが目的ですが、ハローワークは就職させるのが目的です。昔と違い、今は「新卒応援ハローワーク」というものが、各都道府県に1つ以上設置されています。ハローワークをお勧めする理由は、就職に関してはキャリアセンターよりも格段に充実しているからです。
今回は、「キャリアセンターよりもハローワークをお勧めする5つの理由」をご紹介します。
理由①:キャリアセンターでは全ての学生を見れない
大学は毎年何千人という卒業生を輩出しています。キャリアセンター数人の方では、大学生1人1人に細かい指示やコンサルティングを行う事が出来ないのです。だから基本的に相談窓口に来た学生のみ対応せざるを得ないのです。
そして、キャリアセンターの方から、学生に有力な情報を提供する事は殆どありません。大学に来た求人票を公開したりはしますが、基本的に「受け身」の存在だと思っていた方がいいでしょう。
理由②:キャリアセンターは優秀な学生しか抱え込まない
キャリアセンターの方は教員ではなく職員です。パートの人もいますが、人材系の会社から派遣されているケースが多いのです。するとどうなるかというと、自分の担当した学生が有名企業に決まれば、その人の成績になるので、最初から優秀で決まりそうな学生しか抱え込まないのです。
勿論全ての方がそうではありませんが、キャリアセンターも結果を出さなければなりません。であれば効率化を図るのは当然の事なのです。どう考えても決まりそうのない人を相手にする程ヒマではありません。
理由③:ハローワークでは履歴書の添削を行ってくれる
これはキャリアセンターでもやってくれるところもありますが、ハローワークの場合は、キャリアカウンセラーなどの資格を持ったプロの方が行ってくれます。
なぜハローワークの方がいいかというと、ハローワークの方は毎日色んな求人票に目を通しているので、どんな履歴書がどのような企業にマッチングするかを把握しているのです。ですので、より的確なアドバイスを貰えるのです。
理由④ハローワークの職員の方がベテランだから
これはただ単に「平均年齢が上だから」という意味ではありません。大学の職員の方は、そこ以外に就業経験が無い方も多く、中には就活もせずに紹介でそこに入った方もいるのです。就活をしていない人に就活のいろはを聞くのは何かヘンですよね。
ハローワークでは、一般企業をリタイヤした方や、実際に人事経験のある方をハローワーク職員として雇っている場合が多く、企業による傾向や、求めている人材を熟知している方が多いのです。そしてより即効性のあるコンサルティングを受ける事も可能です。
理由⑤:ハローワークは優良企業を知っている
以前こちらの記事で述べましたが、ハローワークは雇用保険を取り扱っている機関ですので、「誰がどの企業でいつまで働いていたか」という情報を知っています。という事は、離職率の高い企業を知っているので、事前にブラック企業かどうかを教えてくれるのです。実はここがキャリアセンターとの大きな違いなのです。
もちろんキャリアセンターの方がそれを知っていれば、ちゃんと事前に教えてくれると思いますが、立場が違えば意見やアドバイスも違ってくるのです。キャリアセンターは就職率と企業規模にこだわります。そしてハローワークは離職率にこだわります。
ハローワークは営利団体ではありません。ハローワークの目的は、求職者が安定的に長く就業する事なのです。
リクナビやマイナビなどのサイトは、企業がお金を払えばいくらでも「見栄え」を良くする事が出来るので、特集が組まれているような企業は優良企業だと勘違いしやすいのです。
就職はゴールではなくそこからがスタートです。もちろんキャリアセンターの方の意見も大事ですが、なるべく多くの方の意見を取り入れ、なるべく多くの内定を貰う事が重要です。
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