魅力的な人になる条件とは
人はどんな事に魅力を感じるのか
もしエンジニアの人が仕事内容を聞かれた時に、「IT企業で金融系サーバーの構築をしています」なんて専門用語で答えても、殆どの人は「?」でしょう。親が子供に仕事内容を説明してもピンと来ないのと同じで、伝わりにくい事や分かりにくい事には人は魅力を感じないのです。では人はどんな事に魅力を感じるのでしょうか?
「やっぱり社長ってモテるんですか?」なんて事を聞かれますが、ハッキリ言って社長はモテます。「会社を起業して経営しています」という言葉にはインパクトがありますし、何を頑張っている人なのかが、ストレートに相手に伝わるからです。これはお笑い芸人やスポーツ選手がモテるのと同じ理屈だと思います。(ただ私はもう結婚しているので、男女問わず人望があるという意味です。)
魅力的な人とは、何かを一生懸命頑張っている人の事なのです。社長やスポーツ選手なんてある意味命懸けです。日々命懸けで頑張っているのに、それが魅力的に映らないはずがありません。「夢中」という言葉通り、夢に向かって一生懸命取り組む人はとても魅力的なのです。いくら才能があっても夢中には勝てません。
ただ注意すべきは、いくら一生懸命に取り組んでいても、それが相手に伝わらなければ意味がないのです。だから「分かりにくい性格の人」「暗い人」「伝わりにくい事をしている人」というのは魅力的に感じないのです。そして1番ダメなのは「何もしていない人」です。
リーダーシップのある人やクラスの人気者などに共通しているのは、やはりいつの時代も「分かりやすい人」なのです。見た目・性格・ファッション・考え方・伝え方などが分かりやすいので、相手にも自分の魅力がより伝わりやすいのです。
魅力的な人の条件=①一生懸命頑張っている事 ②それを分かりやすく伝える事が出来る
これは頭の良さやセンスの問題でもありますが、「セルフプロデュースが上手い人」とも言えるでしょう。意外と大した事をしていなくとも、見せ方が上手い人はそれだけで得をしているのです。だから明るい人やポジティブな人はそれだけで魅力的に映るのです。
それとは逆に、私が採用の仕事をしていて一番敬遠してしまうのが、「何を考えているのか分からない人」です。どんなに優秀でもまず採用しません。これは生まれ持った部分もあるので仕方ないのかもしれませんが、得体の知れない人というのは、どんなに能力が高くても「不快感」が全てを上回ってしまうのです。
「それでは魅力的な人になるために得意な事を一生懸命頑張りましょう!」と言われても、殆どの人は何をしたらいいか分からないでしょう。だからまずは「分かりやすい人」になる事が重要なのです。そうすれば自分の魅力が人に伝わりやすくなるので、それだけで魅力的になれるのです。
中身を変えるには見た目を変える事
”人は見かけによらない”と言いますが、それは、”大抵の人は見かけによる”という前提があって成立する言葉なのです。私は今まで何千人と面接を行いましたが、「この人は見かけによらないなぁ」と思った事は一度もありません。人の中身やレベルというのは、良くも悪くも全部見た目に出てしまうからです。採用担当は履歴書の写真だけである程度は分かってしまうのです。
実は見た目というのは就活に影響します。ただそれはルックスの良し悪しではないのです。顔や見た目に自信のない人というのは、性格も暗かったり、言動が不安定な人が多いのです。要は見た目のせいで悪い印象を与えているのではなく、劣等感からくる消極的な態度が悪い印象を与えるのです。
「そうは言っても、中身や考え方を変えるのは難しいのでは?」、そう思うかもしれませんが、実はそんなのは簡単です。見た目を変えれば中身も必ず変わります。
友達でも芸能人でも構いません。自分が思う、理想のコミュニケーション能力を持っていて、自信があってイケている人のルックスやファッションを大胆にマネる事です。そうすれば、まるで魔法がかかったように自分に自信が付きます。コミュニケーション力を高める教材やスクールよりも、まずは見た目を変えましょう。それは今日すぐにでも出来る事ですし、誰にでも出来ます。とにかく最初は人のマネで構いません。見た目が変わらないと中身も変わらないのです。
見た目が変われば性格も変わります。そうすれば、自分の事を相手に「分かりやすく」伝える事が出来るので更に魅力的になれますよ。
「セルフプロデュース」というのは、体系化された知識や技術よりも大事かもしれません。私は能力自体は決して高くはありませんが、セルフプロデュースには長けているので、自分の考えや長所などをうまくアピールしたり、ブログ等で情報発信をする事が出来ます。そうすると人脈が広がるので、結果的に人より多くの情報やチャンスを得られるというベネフィットがあるのです。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。