履歴書をパソコンで作成するメリット
履歴書を手書きで書く必要はありません
応募者の方から電話等で問い合わせがあると、「応募する際は履歴書は手書きで提出した方がよろしいですか?」とよく聞かれます。
履歴書の字にその人のレベルや性格が出る、手書きの方が真剣さが伝わる、とは言いますが、よほど相手から「手書きで提出すること」という指定や文言でもない限り、基本的に履歴書はテキストデータ(パソコンで作成)で問題ありません。
それに、パソコンで作成することによって、ある程度のPCスキルがあると判断される場合もありますし、手書きに比べ、手軽に何度も修正出来るので、履歴書がより充実した内容になります。
確かに、「文字には人となりや性格が表れるので、文字の綺麗さや丁寧さで、その方を評価する材料にもなり得る」という考え方もあります。しかし、字が上手ければ上手いほど優秀で仕事が出来る人、というのなら話は別ですが、字が綺麗かどうかと、仕事が出来るかどうかには何も関係がありません。
私は優秀な人をたくさん見てきましたが、ほとんど解読不能な文字を書く人ばかりでした(笑)
ただ面接の際や直接相手に渡す場合は、顔写真だけは必ず張り付けるようにしましょう。パソコンで作成した写真付きのカラーの履歴書というのは、メールでのやり取りの場合はそれで構いませんが、それをただ印刷したものを相手に直接渡すという行為は大変失礼に当たります。
学校指定の履歴書を書く際の注意点
履歴書を書く場合、次の3通りがあると思います。
①パソコンで作成してプリントアウトして写真を貼る
②履歴書を購入して、手書きで書いて写真を貼る
③学校指定の履歴書を使用し、手書きで書いて写真を貼る
この③の場合、学校指定の履歴書を使用する事で有利になるケースがあります。その学校の出身者をたくさん採用している会社に応募するのであれば、学校指定の履歴書というのは少なからず効果はあると思います。それは他の人との差別化が出来るからです。
しかし、そもそも学校指定の履歴書を使う必要性というのはあまりありません。見た瞬間にロゴが目に入るので、「この方は〇〇大学出身なんだな」というのがすぐ分かるというだけで、正直、それだけで面接官に好印象を持たれるという事はあまりありません。
なぜかというと、学校指定の履歴書の場合、情報量が圧倒的に少ないからです。
基本的に履歴書の大きさはA3(A4用紙2枚分)ですが、学校によっては指定の履歴書が、A4用紙1枚分の大きさしかない場合があります。もちろんそれが悪いという事はありません。しかし、情報量にとても大きな差が出てしまいやすいという事は、それだけ不利に働く場合があるのです。
情報量が少ないという事は、履歴書を見る際に、容姿や出身校の比重が高まりますので、その人自身の評価がしにくいという事です。
ですので、履歴書は出来るだけ情報量が多いフォーマットを選びましょう。たまに履歴書と一緒に、学生時代に作成した研究結果や作品を同封する方がいますが、実は大変効果的です。
履歴書と一緒に添える送り状に、「私の〇〇の経験が活かせると思い応募致しました」という簡単なキャッチコピーも添えて送る行為も大変印象的で効果がありますよ。
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