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就活で企業を待遇で選んではいけない理由

宝箱

待遇で選ぶ人は待遇で辞める

私が採用面接をしていてたまに感じるのは、企業研究において事業内容をちゃんと調べてくる人もいれば、求人票の内容だけを他社と比較してくる人がいる事です。待遇や福利厚生に関して聞かれた事はきちんと回答しますが、それだけで気持ちが動いて来た人はまず採用しません。待遇で選ぶ人は必ず待遇を理由に辞めるからです。

以前、転職者の就職の斡旋をしていた時に、「あまりにも仕事が忙し過ぎるので、年収が下がってもいいので時間に余裕がある仕事に転職したい」という人がいました。その後、その人は9時~17時で殆ど残業の無い会社に転職したのですが、そういう人に限って今度は「単調過ぎてつまらない、やりがいが欲しい」と言い出すのです。

その逆も同じなのです。9時~17時で働いている人が、「忙しくてもいいからもっと高給職に就きたい」と言って、いざ転職して働いてみると、やはり今度は「給料が安くてもいいから休みが欲しい」と言い出すのです。

待遇で会社を選ぶ人は、必ず無い物ねだりをする傾向があり、それが早期退職に繋がるのです。今ではネットでいくらでも求人情報が見れますし、エージェントも手あたり次第スカウトメールを送るので、「待遇が良くて自分に合う仕事が必ずあるはずだ」と錯覚しているのです。

働く理由はお金ではなく夢を持つため

一番見なければならないのは仕事内容
企業と応募者の接点

よく内定を勝ち取るという言い方をしますが、採用の合否を決めるのは優劣ではなく、「応募者と企業との接点」です。採用担当はその人が優秀かどうかよりも、自社に合うかどうかを見ているのです。応募者側と企業側の重なり合う接点を考えた時に、応募者側が一番見なければならないのは「仕事内容」なのです。

なぜかというと、仕事内容だけは入社後もあまり変わらないからです。まず待遇は当然変わっていきます。職場の場所も変わります。場所が変われば風土や理想の人物像なども部門によって違います。ただ仕事内容だけはよほどの事が無い限りそう変わるものではありません。仕事内容に共感出来ない人は、どんな待遇であろうと私の経験上ほぼ100%辞めます。

共感できる仕事内容とは

では共感出来る仕事内容とは、具体的にどういう仕事なのでしょうか?そのポイントは2つあります。1つは、「自分の得意な事を活かせるかどうか」です。世の中の8割の人は得意な事を仕事にしていません。仕事の出来る2割の人というのは、得意な事を仕事にしている人です。本当にやりたい事というのは、実績を積んでこそ見えてくるものなのです。それに得意な事を仕事にしていれば、待遇面も必ず良くなります。

就活でやりたい事を優先してはいけない

そして2つ目のポイントは「社会貢献度」です。勿論どんな仕事も世の中に貢献していますが、この就活における社会貢献度というのは、「働く事に対するイメージが出来た」という意味なのです。働く事に対する新しい価値観や、正しい就業感を与えてくれる企業こそ、入社後の「やりがい」に繋がるのです。やりがいとは本来行った事に対する苦労や達成感があってこそ成立しますが、就活で求める「やりがい」というのは、その企業の存在価値であったり、社会でどういう役割を担っているかをちゃんと教えてくれる企業の事なのです。

行きたい企業を決める時の3つのポイント

保険営業の実態

以前、新卒向けの合同企業説明会に参加した際に、会場の出入口でやたらチラシ配りをしている人がいるので、何をしているのか尋ねると、全員が保険営業のスカウトマンでした。しかも名だたる大手企業ばかりなのです。

保険営業のターゲットの多くはネットの出来ない高齢者です。なので若くてハキハキした美男美女であれば、かなり早い段階でも競って多くの内定を出すのです。しかし、保険営業は実際に内定を出しても内定辞退率が高く、2月頃になっても色々な形で採用募集を行っているのです。スカウトメールではなく、企業から直接会ってスカウトされると、「自分はこの企業に必要とされている人材なんだ」と勘違いしてしまうのです。

実は待遇で選んでしまう人にありがちなのが保険営業なのです。保険営業は1件契約を取ると、生命保険の場合一生涯払い続けるので、何千万円ものお金が動きます。その分インセンティヴなどが大きく、歩合制の場合相当稼ぐ事も可能ですが、歩合制の会社でコンスタントに結果を出し続ける人はほんの一握りです。

こちらの記事にも以前書きましたが、歩合制というのは沢山稼げる労働者側のメリットに見えますが、実は雇用する会社側のメリットなのです。歩合制というのは商品が売れた時だけ人件費が発生するシステムなのです。なので会社は必ず利益が出るのです。

就活でブラック企業を見分ける方法

殆どの人は基本給は低くてもインセンティヴ頼みで入社し、ノルマに追われながらお客さんとの付き合いで土日も潰れるのがザラです。更に身内にも保険営業をかけるハメになります。

保険営業は立派な仕事ですし向いている人は稼げるのですが、私が思う一番のリスクは、「モノにならなかった時に選択肢が大きく狭まってしまう事」です。その経験を活かそうとすると、どうしても次も営業の仕事になってしまい、同じ失敗を繰り返す恐れがあるのです。そちらの回避・注意点についてはこちらの記事を参照して下さい。

新卒でサービス業はお勧めしない理由

サービス業や営業の仕事で重要な「コミュニケーション力」や「人脈作り」などは、その人に元から備わっている部分が大きく、細かいテクニックはあっても、実際に学べる事が少ないのです。スキルが得られない環境は一番のリスクなのです。私も以前営業の仕事をしていましたが、たった半日で研修が終わり、「後は場数を踏んで慣れて下さいね」と言われたのを覚えています。
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木山智義のプロフィール

株式会社ハイストリート

 

筑波大学大学院 生命環境科学研究科 博士前期課程修了
株式会社ハイストリート 代表取締役
東京のIT企業にて年間300人以上の方と面接を行っており、会社を経営しながら、採用コンサルタント、統計アナリストとして活動しております。

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