就活や転職で成功する人の5つの共通点
就活で成功する人は真剣でポジティブである
私は普段採用の仕事をしていますが、書類選考や面接の際に、「この子は多分どこにでも決まるだろうな」と思う事がよくあります。就活で成功する人、多くの企業から内定を貰う人というのは、やはり多くの共通点があるのです。履歴書や面接では、当然その企業ごとに合った対策を立てていますし、成功する方というのは、就活に対する姿勢が違うのです。
就活や転職で成功する人の共通点を、あえて一言で言うと、「真剣かつポジティブ」な人です。ただこれだと分かりにくいと思いますので、成功者を私なりに解析すると、決まりやすい人というのは5つの共通点があります。
①就職活動というのは、自分の人生経験や結果を認めてもらう場だと認識している。
②自分が周りからどう見られ、どう評価されているかを、客観的に見る事が出来る。
③企業の事をきちんと分析・研究し、自分の良さをアピールする事が出来る。
④履歴書・職務経歴書・添え状などのコツを抑え、当たり前の事が普通に出来る。
⑤良い意味で楽観的でポジティブである
ただ私個人としては、この中でも①②③が特に重要だと思います。
④は書類提出時にネットで調べればどうにでもなります。⑤は気持ちの問題です。しかし、①②③はきちんと事前に対策を立てておかないと、一朝一夕では身に付かないからです。ただこれらの共通点を明確に認識し、きちんと行動に移せば、成功するポイントは誰にでも身に付くと思います。
2017年はどちらかと言うと売り手市場だったので、応募者にとって比較的有利な状態でした。その為内定が出やすく、決まりやすいところに安易に決めてしまう人も多かったのです。しかし、自分の事を客観的に評価出来る方というのは、自分の「市場価値」なるものをきちんと把握していますので、そこで妥協する事はありません。
自分の評価が分からない方は、片っ端から受ける事になるので、余計に軸がブレてくるのです。その結果、「自分には何が出来るんだろう」「もうどこでもいいや」となるのです。最初に就職する会社というのは、人生でとても大きなウェイトを占めます。結婚相手を選ぶ時と同じように手間暇をかけて当然なのです。そして、就活で成功する方は企業研究もきちんと行っているので、「就活のビジョンや将来像」が明確にあるのです。
「あなたにとって就活の成功とは何ですか」と聞かれた時に即答出来ますか?成功とは目標を達成する事です。目標がなければ成功もあり得ないのです。
志望動機は自分の要望を書く欄ではない
④をもう少し具体的に言うと、「分かりやすさ・具体的な記述・企業に合わせたセールスポイント」が応募書類に記載されている事です。
採用担当者は、誤字脱字はもちろん、細かい抜け漏れに関してはすぐに気付きます。よくあるのが、志望動機の欄に、ただ自分の希望と要望のみを記載する方がいますが、それは自己中心的な印象を与えてしまいます。もしそれを書くのであれば、きちんと聞く理由も添えて記述しましょう。志望動機の欄は、自分の要望ではなく、「企業が求める志望動機」を書く欄なのです。
本当に頭の悪い人とは
⑤の「良い意味で楽観的でポジティブな人」というのは、どんな事も前向きに受け止め、面接でもポジティブに印象良くアピールする事が出来ます。
例えば、「なぜ就活をするのか」という事に対して、大抵の方は以下のようなネガティブな印象を持っています。
・もう今年で卒業だから
・周りが就活をしているから
・卒業してもやる事がないから
・親に言われたから
このようなきっかけで就活を始めたのでは、いい結果に繋がるはずがありません。不幸な旅にハッピーエンドはあり得ないのです。本当に頭の悪い人というのは、学歴などではなく、自分の可能性を狭めてしまうようなネガティブな人の事なのです。
就活で成功する人は、どんなきっかけだろうと、物事を前向きに捉え、それを自分のパワーに変える事が出来るのです。だから結果的にポジティブな人の方が力を発揮するのです。
ポジティブな人というのは、見た目で分かります。実は、履歴書の写真でもそれは顕著に分かるのです。人の中身というのは全て見た目に現れるからです。当然、ポジティブな受け答えが面接では好印象を与えますが、それは、ネガティブな人がいきなりポジティブになれという訳ではありません。過去の経験や実績よりも、出来るだけ将来に力点を置いた事を話すのが重要なのです。
自分のビジョンであったり、やりたい事、得意な事、期待値的な部分を全面に出すのです。それだけでポジティブで前向きな印象を相手に与える事が出来ますよ。最初に就活や転職で成功する方の共通点を挙げましたが、成功する方というのは、無意識のうちにそれを行っている訳ではありません。それは、まず明確な目標があり、そして自分には必ず出来るという気持ちの現れなのです。
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