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なぜ働くのか?働く意味とその理由(後編)

リゾート

~前編のおさらい~
「幸せ」とは心が満ち足りている状態の事
幸せに必要な要素は「自由・成長・喜び」
お金を得ても、自由だけでは幸せになれない

「成長」出来ないブラック企業

低賃金や過酷な環境での長時間労働などで、ブラック企業が社会問題となっていますが、本当の意味でのブラック企業というのは、成長出来ない企業の事です。成長出来る(スキルが得られる)環境であれば、長時間労働は人よりも多くの経験値を積めるため、その経験を活かしていくらでもキャリアアップ・転職が可能なのです。そして転職すれば給料は必ず上がります。又は自分のスキルを武器に、フリーランスとして活躍する事も可能です。

成長出来ない会社の場合、時間とともに年齢とスキルが見合わなくなってくるので、気が付くとその会社以外の選択肢がなくなってしまいます。そして、もしその会社から解雇された場合、人生が積んでしまうのです。

就活でブラック企業を見分ける方法

「成長」は真剣に取り組む事で生まれる

「手を抜く方が疲れる」これは以前木村拓哉がインタビューで言っていた私の好きな名言です。ダラダラと取り組む事で得るものは何もありません。人は何かに真剣に取り組むと、時間を忘れて没頭してしまう事があります。それは、自らの「成長」を感じているからです。成長とは真剣に取り組む事で生まれるものです。これが物事に長時間熱中出来る理由です。

実は人間の脳は「成長」を感じる事で、その作業に伴う苦労・疲労・時間などを超越してしまう性質があるのです。これが相対性理論です。だから楽しい時間は短く感じるのです。それに対し、成長を伴わない作業はただの「徒労」です。徒労な作業は長く感じるので、余計にだるくなってしまうのです。これも相対性です。

「成長出来ない環境のリスク」というのは、スキル的な意味合いもありますが、仕事自体が徒労なため、働く事に対して意味や価値などを感じられなくなってしまうのです。だから変な趣味などに生きがいを求めてしまうのです。

勿論仕事ではなく趣味を通じて「成長」を得る事も可能です。しかし、趣味では社会貢献にはならないのです。人としての誇りや威厳などは、世の中にどれだけ貢献しているかで決まるのです。

ライフワークバランスという言葉があるように、仕事と私生活を両方充実させる事が、人生の相乗効果を生むのです。仕事と私生活は思い切り連動しています。仕事に前向きに取り組めない人が、私生活で前向きに取り組めるでしょうか。

ライフワークバランスに必要な3つのポイント

働く意味は「喜び」

「喜び」とは、嬉しく(楽しく)思う気持ちの事です。幸せと似ていますが、喜びというのは時間・場所・目的に左右されやすく、本質として変わりうるものです。例えば、子供の頃は単純なおもちゃでも喜びを感じますが、大人になるとおもちゃには興味がなくなってしまいます。いくら大好きなケーキがあっても、沢山食べると飽きがきてしまいます。要は喜びとは、欲求を満たしたときに得られる「一時的な感覚」なのです。

実はその「喜び」こそが、次へのモチベーションに繋がるのです。人は一度喜びを味わうと、また新たな喜びを味わいたいと思うからです。だから殆どの人は、「仕事のやりがい」にとてもこだわるのです。仕事のやりがいこそが、喜び(モチベーション)になるからです。

やりがいとは、仕事を通じて社会に貢献しているという達成感や責任感、そして人から感謝の言葉を貰う事で、仕事に対する価値や意味を感じ、喜びを得る事です。これが働く意味です。ただ注意すべきは、やりがいは働く前に求めても得る事は出来ません。経験の中に努力・苦労・達成感などがあって初めて得られるものだからです。

大手志向からやりがい重視へ~求人倍率の格差拡大~

やりがいに似た言葉で、「生きがい」というものがあります。生きがいとは、私生活を通じて得られる喜びです。趣味と同じで選択の自由もあり強制される事もありません。生きがいとやりがいは両方とも人生のモチベーションになるのでとても重要です。

生きがいよりもやりがい

やりがいと生きがいの充実度
生きがいがある さらに やりがいもある◎
生きがいがない しかし やりがいはある〇
生きがいがある しかし やりがいはない△
生きがいがない さらに やりがいもない×

人生の生きがいも仕事のやりがいも、「喜び」を得るため両方あるに越したことはありません。しかし、生きがいというのは自己満足に過ぎないのです。勿論それが間違っているという訳ではありませんが、自己満足では人生の選択肢は増えないのです。私の知り合いで柔道の全国大会で優勝した人がいますが、すごいとは言え結局はただの趣味なので、仕事の評価においては「ごく普通の人」なのです。ちなみに私が会社を起業した理由は、仕事が社会的に評価され、各方面からオファーを頂いていたからです。色々な選択肢がある中で、「いつでもサラリーマンに戻れるのなら、今のうちに起業しよう」と思ったからです。

人生をより充実させるのは仕事のやりがいなのです。仕事にやりがいを感じていればモチベーションが上がり、結果も出て自分の社会的評価に繋がります。そうすれば、自分の得意な事を活かした「やりたい事」というのが見えてくるのです。それに社会的に評価されればそれが自信となり、色々な事に”慣性”が付くようになるので、結果的に私生活の方も上手くいきます。

就活でやりたい事が分からない方へのアドバイス

人が働く理由は夢を持つため

自信と実績に裏付けされた「やりたい事」というのは、必ず強い信念に変わっていきます。実はそれが”夢を持つ”という事なのです。「自由・成長・喜び」、この3つを満たす人生の真の幸せは「意図的な創造」です。人は夢を追いかけている時が1番幸せなのです。これが人が働く本当の理由です。就活の時にやりたい事にこだわる理由も、人生には目標を持つ事が大切な理由も、全てはこの「意図的な創造」を求めているからです。

やりがいも生きがいも、喜びを得るためには両方大切ですが、どうせ多くの時間を費やすのなら、人生において本当に実のあるものにしなければなりません。”夢を持つ”という事は、実際に働いて実績を積む事でしか得る事が出来ないのです。実績もないのに「○○になりたい」というのは、夢ではなくただの「憧れ」です。

私が自分の会社を起業した時、まさしくそれが「意図的な創造」をしている時でした。当時私はサラリーマンをしながら起業したので、月に300時間以上は働いていました。当然休みもゼロです。しかしそこには、「自由・成長・喜び」の全てがありました。自分の夢を追い求め、理想を形にしていく作業は、私にとって最高に幸せな時間でした。

夢を持ちそれを実現させるためには、誰よりも多くの努力が必要となります。しかし、そのプロセスは決して辛いものではなく、全ての苦労を上回る幸せがあるのです。

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木山智義のプロフィール

株式会社ハイストリート

 

筑波大学大学院 生命環境科学研究科 博士前期課程修了
株式会社ハイストリート 代表取締役
東京のIT企業にて年間300人以上の方と面接を行っており、会社を経営しながら、採用コンサルタント、統計アナリストとして活動しております。

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