IT業界志望の方は25歳が分かれ目
25歳以上の方はネットワークエンジニアがおすすめ
大抵の方は、エンジニアと聞くとシステムエンジニアを想像しますが、一言でエンジニアと言っても、実は色んなエンジニアがいます。
システムエンジニア、ネットワークエンジニア、サーバーエンジニア、CADエンジニア、WEBエンジニアなど、エンジニアには色々な種類がありますので、未経験及び新卒の方は、自分がどの道に進めばいいのかは悩む方が多いのではないでしょうか。
というのも、アルバイトでエンジニア業務をやらせる会社というのはほとんどありませんので、皆さん経験がないからです。あるとしたら、バグを見つけるデバッグ作業くらいでしょうか。
営業や接客なら、アルバイト経験から自分に向き不向きかは、ある程度推測が可能ですが、エンジニアに関してはやってみない事には分かりません。
ただ私の経験から言わせて頂くと、25歳以上の方は、ネットワークエンジニアを目指すのがいいと思います。
まず、エンジニアというのは、大きく分けると、開発とインフラに分かれます。
開発がシステムエンジニア、インフラがネットワークエンジニアです。
インフラとはその名の通り、道路や水道のような、なくてはならない生活基盤を意味しています。ネットワークが正常に機能するように管理をするエンジニアという事です。
開発とインフラ、別にどちらを選んだら正解というわけではありません。キャリアにもよりますが、年収も大きな差はありませんし、どちらにも一長一短があります。
業務内容も全然違うので、どちらが自分に合うのかは、当然その人によって違うので私にも分かりません。ただ、インフラの方が、育成する環境が多く、上に行くための席もまだ多く空いているのです。
ネットワークエンジニアの方が育成環境が多い
開発は25歳くらいまでは育成する環境がありますが、それを過ぎると殆どなくなってしまいます。
なぜインフラの方が育成環境が多いのかと言うと、新しいインフラや、サーバーやサービスが出来るたびに、新しい人員(インフラ保守)が必要となります。しかも、そのサービスが続く限りそのプロジェクトは存続するからです。
それに対し、開発は、商品を開発・納品するのが仕事です。ですので、納品した後の保守の仕事というのは、殆どがインフラの仕事になってしまうのです。
開発のゴールというのは、商品を開発し納品する事です。
インフラのゴールというのは、そのサービスが正常に動き続けている事です。
開発は期間が終われば皆散らばってしまいますが、インフラは長く続ける事が目的です。
設立1年目の会社と、設立20年の会社では、どちらが育成制度が整っていると思いますか?
答えはおのずと分かると思います。
ネットワークエンジニアは資格さえあれば仕事がある
そしてもう一つの理由としては、開発とインフラでは決定的な違いがあります。それは、
開発エンジニアの力 = 経験
インフラエンジニアの力 = 知識
もちろん、どんな職種も、経験があるのに越した事はありませんが、
正直な事を言うと、インフラの資格(CCNAやLPICなど)を持っていると、インフラエンジニアはそれだけで仕事があるのです。
資格の知識があれば、それだけである程度の業務パフォーマンスは担保されているからです。
しかし、開発の方は、いくら資格を持っていても、エンジニアとしての業務経験がないといけません。開発の資格を取得する為の知識というのは、残念ながら現場ではあまり使わないからです。実際に、ベテランの開発エンジニアの方でも、資格は殆ど持っていない方も多いくらいです。もちろん、就活の際に、武器として開発の資格を取得する事には大変意味がありますよ。
これはあくまで、「エンジニアとしての力をどのように評価するか」という意味です。
インフラの資格というのは、そのまま業務に活かせますので、
インフラの資格の勉強が楽しいと思えるのであれば、
その時点でネットワークエンジニアに向いていると言えるのかもしれません。
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