将来起業独立したい人はエンジニアがいい理由
エンジニアは簡単に起業独立出来る
IT業界というのは良くも悪くもトレンドに左右されやすい業界です。常に時代の最先端をリードする業界ではありますが、他の業界と比べてもサービスや商品のライフサイクルがとても短いのです。
アプリなんて分かりやすいですよね。半年もすればトレンドが大きく変わりますし、数年も経つと、もうインターフェースも古く感じてしまいます。
その結果、IT業界では業務におけるプロジェクトの期間も短く、仕事量の浮き沈みも激しい為、企業としてはフルタイムで働ける正社員を多く抱えるよりも、人件費やフットワークを軽くするために、プロジェクト単位で雇う事が出来るフリーランスのエンジニアの需要がとても高いのです。
フリーランスとは、特定の企業に属さずに、独立して自ら契約を取り交わす働き方の事です。
今やアメリカでは３人に1人がフリーランスです。そして近年の働き方の変化により、日本でもフリーランスとして活躍する方が増加しています。
エンジニアは、自分自身を資本（商品）とする事で、ほぼノーリスクで起業独立が可能なのです。
分かりやすい例としては、よくアナウンサーがフリーに転身するのと同じです。アナウンサーは、実力と人気があれば、それまで培ってきた技術はどこにでも通用するからです。フジテレビのカ〇パンが日テレでアナウンサーとしての仕事をしてもやる事は同じでしょう？同じ技術が活かせるのなら、わざわざ安い給料で正社員として働くよりも、フリーになった方が自由で収入もいいからです。
フリーランスのメリットとデメリット
フリーランスのメリットとしては、自分の好みで仕事内容や働く期間を選べるので、自分の都合で数か月単位の長期休暇を取る事が出来ます。
そして何よりも自由な働き方が出来るので、企業の政治的・組織的なストレスとは無縁です。
主なデメリットとしては、当然正社員ではないので、収入が不安定、確定申告が必要、そして全ては自己責任です。しかし、このデメリットをきちんと理解し実績を積めば、全てをメリットに変える事が出来ます。
フリーランスの方が稼げますし、時間にも融通が利き、正社員と違ってやりたい仕事を選ぶ事が可能です。プロジェクトが変われば様々な出会いがありますし、人脈が広がれば当然仕事の可能性も広がります。
フットワークがあって腕に自信のある方は、むしろフリーランスの方が断然未来は明るいのです。
それに、フリーになっても仕事は腐るほどあります。仕事を選ぶという事は万が一スケジュールに穴が開いたり、働きたくても働けない可能性があるのではと思いがちですが、実力と経験さえあれば、オファーはいくらでもあります。恐ろしいほど転職が簡単なのがエンジニアの世界です。
フリーランスは実力に応じて報酬が決まる
フリーランスになっていきなり収入が倍になったという人も沢山います。
正社員はどれだけ知識や技術があろうと、来月の給料がいきなり倍になるなんて事はありません。更に昇進や昇給には段階を踏む必要があります。しかし、フリーランスはどんな技術があって何が出来るかによって報酬が決まります。学歴や年齢なんて関係ありません。完全に実力主義の世界です。
そしてプロジェクトによってもらえる金額も違います。簡単に言えば、高い技術を必要とするプロジェクトであればあるほど、高い報酬を得る事が出来るのです。
エンジニアの価値は【知識・技術・経験】です。なので、エンジニアはエンジニアとしての業務を日々こなしているだけで、自然とその市場価値を高める事が出来るのです。そして、フリーランスとして生きていくための技能と専門性も同時に高める事が出来るのです。
エンジニアはモノを売る仕事ではありません。エンジニアは自分自身が商品なのです。
日本でフリーランスとして働いている人は、海外に比べるとまだ一握りなのが現状です。しかしそれは、パイオニアとして活躍出来るチャンスがまだまだ沢山あるという事でもあるのです。
国民性の違いと言えばそれまでですが、フリーランスという働き方に魅力を感じていながらも、なかなか大きな一歩が踏み出せない方も沢山います。
しかし、私が言いたいのは、「エンジニアは絶対にフリーランスになった方がいい」という事ではありません。エンジニアはフリーランスになれるという選択肢を持つ事が出来るのです。そして仕事もいくらでもあるので転職も簡単です。要は様々な選択肢を持つ事で、誰よりも自由になる事が出来るのです。多くの選択肢を持ち、それに見合った能力がある状態を自由というのです。
正社員とフリーランス、どちらに向いているかは本人にしか分かりません。実際にどちらが得かは人によっても違います。打算的な考え方も必要ですが、自分が得意な事で結果を出してきたのなら、最終的には自分がやりたい事を選んだ方が幸せになれると思います。
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