面接でよく聞かれる質問まとめとその対策方法
以前、「面接で意欲を伝える好印象な質問まとめ」という記事を書きましたが、いつも記事を読んでくれている求職者の方から、「面接の際に、面接官からどんな事を聞かれるのかを教えて欲しい」というリクエストがあったので、今回は面接官がよく聞く質問例と、その質問の意図・対策方法についてまとめてみました。
■人間性・志向・価値観についての質問
人間性・志向・仕事観 | 質問の意図・対策方法 |
01 自己紹介をお願いします | 物事に対して「どう考え」「どう行動する」人か。 →履歴書と同じ内容を長々と喋る場ではありません。内容より明るく元気な話し方・伝え方が重要です。出来るだけ簡潔に自分のキャッチコピーを伝えましょう。 |
02 あなたの強み・長所を教えて下さい | 今までの仕事や活動上で成し遂げた成功や実績、またそれを生み出した最大の要因が何なのかを評価する。 →組織の中でどのように動けるか、どのようなポジションにいたかを出来るだけ具体例を踏まえて話しましょう。就活で大事なのはやりたい事よりも得意な事を活かす事です。出来るだけ自分の得意な事と志望理由を繋げて話せるようにしておきましょう。 |
03 あなたの弱み・短所を教えて下さい | 弱みも含めて自分を正しく理解出来ているか。不足する点はどんなところか。 →一見ネガティブな項目に対して、どれだけ前向き・ポジティブに向き合っているかがポイントです。ネガティブな人はどんなに美人でもどんなに優秀でも必ず落ちます。 誰でもポジティブ思考になれる実験方法 |
04 仕事で大切だと思う事・こだわりは何ですか? | 社長の考える事、企業が期待する事と一致しているか。入社後にどのように活躍してくれるのか。 →具体的に自分が行きたい部門で活躍しているイメージを持つ事が大事です。過去の職歴やアルバイトなどの経験談を織り交ぜると効果的です。 |
05 一番喜びを感じる事は何ですか? | |
06 仕事以外で最近関心のあるニュースは何ですか? | どんな事に興味を持っているのか。論理的思考力があるか。 →話題を知らない相手に対しても、興味を持たせ理解出来るよう説明出来るかが重要。グループディスカッションの目的と7つの対策ポイント |
07 周りの人のあなたへの評価は | 02、03の客観的(対外的)評価。周りの声をどう捉えているか。何を努力してきたか。 →ここで何も話せない人は交友関係が狭く、客観的な自己分析が出来ていないと判断されてしまいますよ。事前に家族や親しい友人に聞いてみましょう。 |
08 あなたにとって仕事とは何ですか? | 仕事に対する積極的な姿勢があるか。働く意味をどう考えているか。04、05と連動しているか。 →出来るだけ「自分の言葉」で話せるかどうかがポイント。 |
■経験・職歴についての質問
経験・職歴 | 質問の意図・対策方法 |
09 今までの職歴・経験を教えて下さい | どんな経験を積んできたのか。 →ただ経験を話すのではなく、企業との接点を意識してアピールするようにしましょう。 |
10 その中での実績や成功体験は? | どんな行動を取り、どんな成果を残してきたのか。その経験は企業で活かせるか。 →実績や成功体験は出来るだけ数値化して伝える事が重要です。 |
11 その他仕事や活動で失敗した事は? | 失敗した事を分析したか、なぜ失敗したかを理解しているか。 →ただの失敗談ではなく次の行動に繋がるよう伝えましょう。自己PRには激変した事ではなく忍耐力 |
■転職理由・志望動機についての質問
転職理由・志望動機 | 質問の意図・対策方法 |
12 転職理由は何でしょうか? | どんな不安を抱えていて、それが転職によってどう解決したいのか。この先を考えての転職か。 →間違ってもネガティブな理由を伝えてはいけません。「職場に馴染めませんでした」という理由だと、「それだとウチでも同じ事が考えられますよね?」となってしまいますよ。 |
13 前職へ入社する際の志望動機は | 長期的なキャリアプランを持っているか。12との整合性はあるか。 →自分の得意な事、自分と企業との接点を出来るだけ数値化して伝える事が重要です。 |
14 なぜ当社を選んだのですか? | この会社でやりたい事は何なのか。それがここで実現出来るのか。 →会社の強み・独自性をどれだけ理解し、自分と企業との接点に繋げられるかがポイント。 |
15 この業界を志望した理由は何ですか? | 14から踏み込んで、この業界・職種にかける思いは何か。未経験の場合、どんなイメージを持っているのか。 →自分の得意な事、自分と企業との接点を出来るだけ数値化して伝える事が重要です。 |
16 就職先を選ぶ基準は何ですか? | 自分なりに持っている基準は何か。 →企業のビジョンとかけ離れていないか注意しましょう。 |
17 他に受けている企業はありますか? | 他社への志望動機と自社に対する志望動機に隔たりがないか。 →御社しか受けていませんというのは逆効果です。 |
18 今まで受けた企業は何社ですか? | どの程度意欲を持って就活に臨んでいるか。 →最低でも30社以上は受けましょう。今まで受けた企業数が少ない人は、自主性や行動力に乏しいと評価される可能性があります。 |
19 当社の製品・サービスを知っていますか? | 企業にどの程度興味を持っているのか。企業にどんなイメージを持っているのか。 →これは事前にHPなどで調べましょう。 |
20 この業界の今後をどう考えていますか? | 業界そのものにも興味を持っているか。業界に対してどのようなイメージを持っているのか。 →出来るだけ論理的にまとめましょう。論理的に伝えるコツは、自分の主観を入れずに伝える事です。グループディスカッションの目的と7つの対策ポイント |
■スキル・キャリアプランについての質問
スキル・キャリアプラン | 質問の意図・対策方法 |
21 この仕事で重要な資質は何だと思いますか? | 仕事・職種に対する理解度・適正があるかを見る。 →自分の得意な事や経験、企業との接点も織り交ぜて伝えましょう。四方向の適正が分かる職種マッチ診断 |
22 経験やスキルを弊社でどう活かしたいですか? | 自分のスキルをどんな場面でどのように活かしたいと思っているのか。 →コミュニケーション力や積極性なども立派なスキルです。どんどん伝えましょう。 |
23 弊社でやりたい事・挑戦したい事は? | 更にどんな事をして貢献したいと考えているか。 →ただ自分がやりたい事・願望を述べてはいけません。企業のビジョンに沿った内容を述べましょう。 |
24 あなたの今の課題は何ですか? | 自分自信をどう理解し分析しているか。 →今後はその課題をどう改善していくのか、出来るだけ具体的な考えを述べましょう。 |
25 身に付けたいスキルはありますか? | 向上心があるか。 →今現在、何を勉強しているのかをアピールしましょう。中途の方は特に、今現在何もしていないと入社後も何もしない人材だと判断されてしまいますよ。学歴をカバー出来るのは再現性のあるエピソード |
26 今後のキャリアプランはありますか? | 自分の先を見据えているか。目的・目標を持っているか。 →企業のビジョンとずれがないよう気を付けましょう。ただの自分の願望ではなく、企業が欲しがる回答を述べましょう。 |
27 将来の夢は何ですか? | 語れる夢があるか。自分の人生・仕事と向き合っているか。 →ちゃんと「自分の言葉」で伝える事が重要です。コツとしては、具体的な経験談から将来の夢に繋げましょう。 |
■諸条件についての質問
諸条件 | 質問の意図・対策方法 |
28 勤務地の希望はありますか? | 転勤に応じられるか。仕事をどう捉えているか。 →もし希望がある場合は正直に伝えましょう。ただ基本的に企業は転勤を受け入れる事を前提に選考を進めていますので、それを補える理由を考えておきましょう。 |
29 希望の年収はいくらですか? | 自分の価値をどう認識しているか。 →市場価値との乖離がないよう注意しましょう。待遇で入社する人は待遇で辞めていきます。大事なのは待遇よりも仕事内容にどれだけ共感出来るかです。行きたい企業を決める時の3つのポイント |
30 入社可能時期はいつですか? | 複数受けている場合どの程度の可能性があるのか。自社がどの程度の位置にいるのか。 →この時点で既に企業側は応募者に興味があり、採用の意思があります。中途の方は出来る限り最短の日時を伝えましょう。 |
31 もし夜勤が発生した場合の対応は可能ですか? | 企業・業務に対する忠誠心があるか。仕事をどう捉えているか。 →夜勤業務が無くても聞いてくる場合があります。企業が求めている人材とは、どんな事にも積極的に取り組む人です。面接で誰でも使える自分の強み |
32 他の雇用形態、職種でもいいですか? | 欲しい人材にも拘わらず、応募職種にマッチしてない。 →今までの経験がどうであれ、そこから自分の可能性が広がる事も十分にあり得ます。もし職種・待遇に不満が無ければ、むしろチャンスだと捉えた方がいいでしょう。 |
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。