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インターンシップで知っておくと得するポイント

砂場 城

インターン参加による才能の開花

最近は芸能界の演者ではなく裏方で働きたい若者がとても増えているそうです。これは若者の就活における「自主性」が出てきた証拠ではないでしょうか。出身学部に拘らず、色々な業界を見て自分の可能性を積極的に広げる事はとてもいい事だと思います。自主性の無い人は必要以上に出身学部などにこだわり、自分の才能や可能性を狭めてしまいがちなのです。

インターンシップを経験する事で自分の適性を知り、そこから新たな才能を開花する事は十分にあり得ます。例えば、プログラミング経験のある人はごく少数ですが、インターンで初めてプログラミングに触れ、そこから自分の新たな可能性に気付く人はとても多いのです。インターンシップはむしろ「やった事が無い事」をした方がいいのです。

マイナビの調査では、インターンシップに参加した学生は年間約73%、そのうちナビサイトを使ってインターンに参加した人が68%、残りの5%は学校のキャリアセンターを通じて参加した人達です。殆どの人はナビサイトを使ってインターンに参加していますが、実はインターンシップに関しては、ナビサイトではなく学校を通じて参加した方が断然メリットが大きいのです。
ハイストリート インターンシップ参加フォーム

正課外インターンシップがお勧めな理由

学校が認定しているインターンシップには、「正課内」と「正課外」の2種類があります。まず正課内というのは、授業の一環としてインターンシップを行い単位が認定されるものです。ただ正課内インターンシップは学部と業種との関連性など、色々と制約も多いので参加する人がとても減っているのです。

お勧めなのは正課外インターンシップです。これは単位にはなりませんが、何より内定に繋がりやすいのです。企業が各大学にピンポイントで直接募集をかけている事が多く、正課外であれば専攻や学部も関係無く参加出来ますし、更にOB訪問と絡める事も出来るのです。各大学に「求人ナビ」というサイトがあります。実はそこからOB検索が出来るので、OBがいる企業に自分からインターンシップを申し込めば、一般応募に比べて大変有利に働きます。

実は各企業は、「この大学から何人採用する」という枠を最初から設けているケースが多く、インターンは早い者勝ちで内定が取れる可能性が高いのです。

OB訪問が一般応募よりも有利な理由

悪質なインターンシップに注意

正課外インターンシップをお勧めするもう一つの理由は、ただのアルバイトをインターンシップと称して募集する悪質なケースが増えているからです。更にインターンシップと称して社内業務を人件費ゼロ円でやらせる企業もあるのです。

【インターンシップ募集の例①】
■コンサル業界志望の方にお勧めのアシスタントインターン♪
企業からの問い合わせ対応や資料作成、打ち合わせ時の議事録作成をして頂きます。課題を聞き出すヒアリング力や、早くて質の高い資料の作り方を身に付ける事が出来ます。

【インターンシップ募集の例②】
■初心者にお勧めの営業インターン♪
初心者、未経験でもOK!顧客に電話をかけて商品の魅力を案内する簡単なお仕事です。1つの商材に慣れてきたら、少しずつ商材の数や業務内容を増やしていきます。

この2つの例を比較してみると、①は具体的に参加するベネフィットが分かりますが、②は単なるアルバイトですよね。ポイントとしては、「このインターンに参加すると○○が○○になる」というベネフィットが打ち出されているかどうかです。

求人票で見るポイントはメリットではなくベネフィット

インターンは1年生や既卒でも参加OK

ちなみに以前は大学3年の夏頃からインターンがスタートしていましたが、今は1年生だろうと既卒・中途だろうと全然参加OKです。以前は経団連の定めた就活ルールがありましたが、楽天の三木谷社長が会長を務める「新経済連盟」や殆どのIT企業は経団連とは無関係です。当然インターンの時点でスカウト・採用される事もありますし、見込みのある1年生にインターンで「内定パス」を出し、あとは最終面接のみというケースも多いのです。要は欲しい時に欲しいタイミングで内定を出す時代になっているのです。自分の可能性を出来るだけ広げたい人は、とにかく早く参加する事が重要です。

最近は参加すると時給が出る有償型のインターンシップも多く、つまらないアルバイトをするくらいなら、1年生のうちからどんどんインターンシップに参加しておいた方が断然お得です。なぜ企業がインターンシップに時給を払うかのかというと、リクナビやマイナビに求人広告を掲載すると、月々約200万円もの広告料がかかります。むしろインターンにかかるバイト代の方が断然安く済むからです。

実際にインターンシップを行った約5割の人が、その企業でスカウトを受けているのです。今までの一般的な選考方法に比べ、インターンはお互いのリアルな部分が分かるので、入社後のミスマッチによる早期退職が防げるというメリットがあるのです。

もう一つのメリットとして、その企業とは縁がなかったとしても、一度インターンで業務を経験しているので、自己PRや志望動機に説得力が出るのです。それは同じ業界だけでなく、どの業界にも役立ちますよ。

企業が求める人材と自己PRのミスマッチ

一般的な入社選考にありがちな年輩役員だらけの最終面接で、普段通り話せる人はとても少ないと思います。事前に作ってきた事しか言えず、いたずらに相手を緊張させるだけで、結局何も本当の事が出てこないのです。一時的に取り繕った嘘の部分だけを演じても、お互いにとっていい就活にはなりません。もうそのような選考方法は時代遅れになりつつあるのかもしれません。
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木山智義のプロフィール

株式会社ハイストリート

 

筑波大学大学院 生命環境科学研究科 博士前期課程修了
株式会社ハイストリート 代表取締役
東京のIT企業にて年間300人以上の方と面接を行っており、会社を経営しながら、採用コンサルタント、統計アナリストとして活動しております。

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