面白い仕事とは成長出来る仕事~幸せに必要な3つの要素~
イメージで選ぶと失敗する
どうせ働くのなら、つまらない仕事よりも当然面白い仕事に就きたいですよね。しかし、入社する前はあんなに魅力的に見えたはずのに、いざ入社して働いてみると「こんなはずじゃなかった」「自分に向いてない」「面白くない」と感じてしまうのは何故でしょうか?
入社して短期間で辞めた人に多いのが、「イメージと違った」という理由です。働いた経験も無いのに何となくブランドイメージで選んでしまっているのです。だからイメージばかりが先行してしまい、そこに大きなギャップが生じてしまうのです。「面白い仕事」とは一体何なのでしょうか。
面白い仕事と楽しい職場は違う
「面白い仕事」と同じくらい重要視するのが「楽しい職場」です。意外と混同しがちですが、この2つは似ているようで全く違います。就労観や働く意志の無い人ほど「楽しい職場=面白い仕事」だと勘違いしてしまうのです。
実は楽しい職場というのは沢山あるのです。私が新卒で入った会社は、大企業で親切な人ばかりでおやつを貰えたり和気あいあいとしていて楽しい職場だったと思います。しかし、だからといって離職率は決して低くない会社でした。いくら職場が楽しくても、残念ながらそれが抑止力にはならないのです。辞める人は辞めます。
そもそも楽しいかどうかの基準は人によって違うので、「ウチは世界一楽しい職場です」なんてどの会社でも言えてしまいます。そんな空虚なものに価値を感じている時点で上手くいくはずがないのです。
楽そうな仕事と大変そうな仕事
もし仮に、この2つの求人から好きな方を選べるとします。1つは楽そうな仕事でもう1つは大変そうな仕事です。もしどちらか選べるとしたらどうしますか?
A:【お皿洗いのお仕事】 B:【WEBエンジニア】 |
若干極端ですが、このような2つの求人があったとして、どちらが面白そうに感じるでしょうか?明らかに楽そうなのはAですよね。Bは覚える事も多いし色々な業務を任されそうで大変なのは目に見えています。しかし、殆どの人は面白そうなのはBだと感じるはずです。
これは大変だから面白いのではありません。どんな仕事もそれなりに大変です。結論から言うと、Bの方が面白そうに感じる理由は、「成長出来る仕事」だからです。
面白い仕事とは成長出来る仕事の事
ではなぜ「面白い仕事=成長出来る仕事」なのでしょうか?もう少し深掘りしてみましょう。
まず根本的に、幸せとは心が満ち足りている状態の事です。 |
例えばドラクエはクリアするのに何十時間と手間がかかりますが、そこにはキャラの成長・クリアの喜び・冒険の自由などがあるから楽しいのです。だから単純なゲームほどつまらないのです。女性はメイクや美容に毎日とても時間がかかりますが、そこには自己成長・喜び・ファッションを選ぶ自由などがあるから楽しいのです。
実は人間の脳は「成長」を感じる事で、その作業に伴う苦労・疲労・時間などを超越してしまう性質があるのです。これが相対性理論です。だから楽しい時間は短く感じるのです。それに対し、成長を伴わない作業はただの「徒労」なのです。徒労な仕事は長く感じます。だから仕事がつまらないと感じてしまうのです。これも相対性です。
勿論人によって仕事には向き不向きがありますが、それは成長が無いから向いていないのです。向き不向きの基準は、そこに成長があるかどうかなのです。勉強が不得意な人はそこに成長が無いので、授業が余計長く感じてしまい寝てしまうのです。仕事に成長があれば短く感じて結果も出ますし、そうすれば「本当にやりたい事」が後から見えてくるのです。
成長の定義とは
では「成長している状態」とは?何を持って成長なのでしょうか?
これに関しては人それぞれ様々な「成長」の定義があると思いますが、私の経験から言うとITスキルを得るのが1番簡単だと思います。理系の学生でもプログラミングがまともに出来る人は1割程度なので、後からいくらでも身に付きます。
そして、何よりもITスキルはとても汎用的なスキルなのです。要はどの会社でも使えてしまうので、一度覚えてしまえば恐ろしいほど転職が簡単ですし、フリーランスとして活躍する事も可能です。
仕事が自由と成長と喜びを与えてくれる
幸せに必要な要素は【自由・成長・喜び】の3つです。仕事で成長した結果、やりがいを感じて喜びを得る事が出来ます。そして、成長すれば仕事の幅が広がり、仕事を選択する自由が生まれます。大前提として仕事の場合、成長が無いと喜びも自由も得られないのです。実は仕事を充実させる事と幸せになる事は表裏一体なのです。いくら自由でも無職で暇だと辛いだけなのです。
それとは逆に「成長出来ない仕事」とは、単純作業で長く感じて成長が得られず選択肢(自由)が増えない仕事の事です。これがいわゆる「つまらない仕事」の事です。いくら仕事が過酷で薄給だとしても、成長出来る環境であればいくらでもキャリアアップ(転職)が可能なのです。本当の意味でのブラック企業とは、成長出来ない企業の事なのです。
ちなみに実際に成長出来るかどうかを見極めるには、1年後2年後の「具体的な成長イメージ」をちゃんと打ち出してくれる企業がいいでしょう。よく求人票に書いてあるような「ウチは楽しい職場です」とか、企業の社会貢献やCSRがどうとかは所詮後付けの理論であって、働く側のベネフィット(利益)ではないので注意しましょう。
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