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大手と中小の採用プロセスの違いと内定辞退の理由

大小のキャンドル

内定辞退が生じる本当の理由

各大学には就職内定率というものが大抵ありますが、実はこの就職内定率の本当の数字を大学側が把握するのは卒業式の当日なのです。キャリアセンターの方が卒業式当日に全学生にアンケートを行う事で実際の進路状況を把握して集計しているのです。なぜかというと、夏頃に一度企業から内定を貰っていても、それを辞退して就活を続けている人というのは意外に多いのです。

「就活で不安に感じている課題」の上位結果
➀志望動機がうまく書けない
②企業研究が出来ない
③面接で意志を伝えられない

このアンケートの上位結果はここ20年殆ど変わっていません。おかしな事に、そんな学生でも企業は競って内定を出してしまうのです。ちなみに早期内定の企業ほど志望動機は重視していません。志望動機が無くても、大手企業は学生の「質」で内定を出す傾向にあります。それに対して中小企業は、働く意志・志望動機・人物像で採用する傾向があります。

そもそもなぜ内定を辞退してまで就活を続けてしまうのでしょうか?待遇や環境への不満もあるかもしれませんが、内定辞退の本当の理由は、内定後の時点でも、「働く意志やその企業を志望する本当の動機」が出来ていないからです。

志望動機や動機付けに必要な3つの要素

志望動機が書けない人は必見!動機の育て方

大手と中小の採用プロセスの違い

まず大手企業と中小企業では採用選考プロセスに違いがあります。大手企業は大学3年生のインターンシップから始まり、何か月もかけて採用アプローチを行います。このプロセスは、まだ何も志望していない学生や求職者に対して、就業イメージを高めるプロセスでもあるのです。ただ中小企業の場合、大手と同じように全ては出来ません。会社説明会の後はいきなり個人面接の企業が殆どです。業界セミナーやエントリーシートなどがないので、中小の場合は志望動機の対策や企業研究は必須となります。しかし、大手企業にはこれだけ採用プロセスがあるにもかかわらず、結局本当の志望動機や働く意志・決心はないまま内定を受け取っている人が殆どなのです。だから大手中小に限らず内定辞退が生じるのです。

よくあるのが、業界セミナーや合同企業説明会に参加した事で企業研究をした気になってしまうパターンです。結局他の人と同じ情報しかなく、同じような志望動機を書いて満足してしまうので、そこには本当の志望動機というものがないのです。大抵の人は、「本当の志望動機は企業が植え付けてくれるもの」だと勘違いしているからです。

大事なのは、「自分から徹底的に企業研究をする事」です。志望動機や働く意志というのは、人から植え付けられたり自然と芽生えるものではありません。主体的な意志がなく、外部から与えられた情報に左右される受け身の姿勢の人は、意志が強い人とは言えません。何事も自分から能動的に行う事で初めてそこに強い意志が生まれるのです。それが働く意志です。

企業研究とは大手も中小も両方受ける事

こちらの記事でも書きましたが、大手企業にいきたければまず中小企業を受ける事が大事です。それは、中小企業を受ける事で企業研究も出来るからです。自分の一長一短や自分の方向性など、中小企業を受けないと分からない事は沢山あります。企業研究とは大手と中小を両方受ける事なのです。

大企業に行くコツはまず先に中小企業を受ける理由

大手企業の採用 中小企業の採用
若手の人事 初期面接 初めから管理職
まとまりがあり、一般的に優秀な人物
(上司に怒られたくないから質を重視)
働く意志・志望動機を見る
自社で育てられるかどうかで残す
学歴ボーダー・レベル感重視
応募者多数の為、分かりやすい指標で見る
学歴より熱意を重視
就労感やキャラクター重視
人事部長が面接 最終面接 経営者が面接
選ぶ採用の意識 採る採用の意識
採る為に足りないものを補う
現場で不満が出ないか(人事のイメージ) 現場にマッチするか(現場と照らし合わせる)
質で採っているので志望動機はあまり見ない 企業に対する志望度や志望動機を問う

きちんとした「動機」がある人というのは、どんなに大変な事があっても、多少の事では諦めません。しかし、大手企業だからといって応募者一人一人に働く動機付けなんてしません。何千何万と来るエントリーの中から優秀な人材を質で選べばいいからです。そして応募者も採用プロセスの中で自然と動機付けされた気になってしまい、働く意志・動機のないまま内定を通知され、その結果迷いが生じてしまいます。しかし、本来就活というのは優秀な人材かどうかではなく、活躍出来る人材かどうかを見るべきなのです。そして本人に働く意志・動機があるかどうかです。

内定辞退しようかどうか迷っている人というのは、企業に対して何かが足りないと思っています。そしてその足りない部分を埋めようとしてしまいます。「もっといい環境の仕事があるんじゃないか」「もっといい待遇で満足出来る仕事があるんじゃないか」。。。そうなるともう止まりません。

もし仮に企業がその部分を埋めてくれたとしたら、いさぎよく入社する決心が出来るでしょうか?おそらく出来ないと思います。しかし、それを埋めてくれるのが、「働く意志やその企業を志望する本当の動機」なのです。いくら企業側が好条件で埋めてくれたとしても、条件で選ぶ人は必ず条件で辞めていきます。条件や待遇なんてただのきっかけに過ぎないのです。それよりも大事なのは働く意志・本当の動機です。それがないまま就職してしまうと、早期離職に繋がり、また条件から転職先を探す負のスパイラルになってしまいますよ。
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木山智義のプロフィール

株式会社ハイストリート

 

筑波大学大学院 生命環境科学研究科 博士前期課程修了
株式会社ハイストリート 代表取締役
東京のIT企業にて年間300人以上の方と面接を行っており、会社を経営しながら、採用コンサルタント、統計アナリストとして活動しております。

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